甲府・水晶と宝石のまちの基本情報

山梨県甲府市が宝石のまちと呼ばれるようになった原点は、市北部・昇仙峡周辺の金峰山一帯で採れた良質な水晶にあります。旧石器・縄文時代の住居跡からは、水晶を加工した石鏃(せきぞく)やナイフが出土しており、古くからこの地で水晶が利用されてきたことがわかります。

江戸時代には、京都の玉造り職人が昇仙峡の金櫻神社の神職に水晶研磨の技術を伝えたことをきっかけに、その技術が民間へ広まりました。明治以降は機械化が進んで量産体制が整い、甲府は企画・買い付け・研磨・加工から流通まですべてが揃う、世界的にも珍しいジュエリーの集積地として発展。今も宝石の街としてのブランドを受け継いでいます。

甲府で巡りたい水晶・宝石スポット

金櫻神社

昇仙峡の最奥に鎮座する神社で、水晶発祥の神社として知られます。境内の御神宝には「火の玉・水の玉」と呼ばれる水晶が伝わり、京都の玉造り職人によって水晶研磨の技術がこの地の神職に伝えられたと言われています。

山梨ジュエリーミュージアム

甲府市中心部にある、入場無料のジュエリー専門博物館。山梨で育まれた宝飾産業の歴史や伝統技術を紹介するほか、職人による実演見学や、研磨・銀線細工の体験工房も設けられています。

昇仙峡

金櫻神社へ至る渓谷で、日本有数の渓谷美として知られる景勝地。かつてこの一帯で水晶の原石が発見されたことが、宝石のまち甲府の歴史の始まりとなりました。

ベストシーズン・訪問時期

昇仙峡は新緑の春や紅葉の秋が特に美しく、渓谷歩きと合わせて訪れるのがおすすめです。山梨ジュエリーミュージアムは屋内施設のため一年を通して楽しめます。

アクセス情報

山梨ジュエリーミュージアムはJR「甲府駅」から徒歩約5分。昇仙峡・金櫻神社へは中央自動車道「甲府昭和IC」から車で約40分、または甲府駅からバスで約30〜40分です。昇仙峡周辺には駐車場が整備されています。

モデルコース例(1日)

  1. 山梨ジュエリーミュージアムで宝飾産業の歴史と職人技を学ぶ
  2. 昇仙峡へ移動し、渓谷美を楽しみながら散策
  3. 金櫻神社を参拝し、水晶発祥の伝説に触れる
  4. 甲府市内の宝飾店でジュエリーショッピングを楽しむ

ルート沿いの寄り道スポットを実際に探す

水晶と宝石のまちめぐりへの道中にも、色々な観光スポットやカフェが点在しています。ひらマップなら、出発地から昇仙峡までのルート沿いのスポットをその場で検索できます。

👉 出発地から昇仙峡までのルートで寄り道スポットを探す

まとめ

一つの水晶の発見から始まり、世界に誇るジュエリー産業へと発展した甲府の歴史。渓谷の絶景と職人技、両方を一度に楽しめる宝石のまちを、じっくり巡ってみてください。