江波の基本情報
広島県広島市中区の江波(えば)は、こうの史代さん原作、片渕須直監督のアニメ映画「この世界の片隅に」(2016年公開)の主人公・すずが生まれ育った町です。作品は、広島市江波で育ち軍港の町・呉に嫁いだ女性の視点から、戦前・戦中の暮らしを描いています。
この記事では、呉市側ではなく、すずの故郷にあたる広島市の江波を中心に、町歩きで立ち寄れるスポットを紹介します。作品を観たあとに、すずが暮らした町の空気を感じながら歩いてみたい方に向けたガイドです。
聖地巡礼スポット
江波山と広島市江波山気象館
江波山は、作中ですずが絵を描いた場所として知られる小さな山で、現在は公園として整備されています。山の上にある広島市江波山気象館(広島市中区江波南1丁目40番1号)は、元気象台の建物を利用した施設で、屋上からは江波の町並みを見渡せます。
開館時間は9時〜17時(入館は16時30分まで)、休館日は毎週月曜(祝日・休日の場合を除く)、祝日の翌日、年末年始など。入館料は大人100円、中学生以下は無料です。最新の開館状況は広島市江波山気象館の公式サイトで確認してください。
海神宮
広島市中区江波東2丁目16番1号にある神社で、爆心地から3,360mの距離にありながら、1945年8月6日の原爆にも耐えて現在まで残る被爆建物として、広島市に紹介されています。江波の町歩きの途中に立ち寄れる歴史的スポットです。詳しくは広島市公式サイトの海神宮のページをご覧ください。
江波の町並み
江波は、すずの実家が漁師町にあるという設定で描かれた地区です。地元の公民館や映画関連の団体が、すずと同郷の人の案内で江波の町を歩く催しを開いてきたこともあり、作品ゆかりの町として親しまれています。住宅地を歩く際は、次のマナーを守りましょう。
ベストシーズン・訪問時期
江波山や町並みは屋外を歩くコースです。気温が穏やかな春と秋が歩きやすく、夏は日差しと暑さ対策を、冬は海風への防寒をおすすめします。気象館は月曜休館のため、日程に注意してください。
アクセス情報
- 広島電鉄の路面電車(6番線・8番線)「江波」電停から江波山気象館まで約1km
- 広島電鉄の市内バス6号線「江波栄町」下車、気象館まで約500m
- 車の場合は、山陽道五日市ICから約30分、広島東IC経由吉島ICから約5分。江波山公園内に約25台分の駐車場があります(予約不可)
モデルコース例(半日)
- 路面電車で「江波」電停へ
- 江波山公園を歩き、江波山気象館へ(屋上から町並みを眺める)
- 江波東の海神宮に立ち寄り、被爆建物を見学
- 江波の町並みをゆっくり散策して、広島市中心部へ戻る
聖地巡礼のマナー・注意点
映画「この世界の片隅に」の公式サイトでは、呉市の旧上長ノ木・畝原・惣付のあたり、および辰川バス停から先の北條家があると想定されるエリアについて、道の狭い住宅地であることなどから聖地巡礼の目的地としないよう呼びかけています(詳細は公式サイトのお知らせを参照)。江波でも、多くの場所は住民の方が実際に生活している地域です。私有地への立ち入りや無断撮影、大きな声での会話は避け、静かに散策しましょう。 ゴミは必ず持ち帰り、交通ルールを守って地元の方の迷惑にならないよう心がけることが、聖地巡礼文化を長く続けていくために大切です。
よくある質問
呉市の聖地もこの記事で巡れますか?
この記事は広島市の江波を中心にした内容です。作品の公式サイトは、呉市の一部の住宅地を聖地巡礼の目的地としないよう呼びかけているため、訪れる前に公式サイトのお知らせを確認してください。
江波山気象館の入館料と休館日は?
入館料は大人100円、中学生以下は無料です。休館日は毎週月曜(祝日・休日の場合を除く)、祝日の翌日、年末年始などです。
江波山気象館へは公共交通でどう行きますか?
路面電車6番線・8番線「江波」電停から約1km、または広島電鉄の市内バス6号線「江波栄町」で下車して約500mです。
ルート沿いの寄り道スポットを実際に探す
江波までの道中には、広島県内の観光スポットやグルメスポットも点在しています。ひらマップなら、出発地から江波までのルート沿いのカフェや観光地をその場で検索できます。
まとめ
江波は、「この世界の片隅に」の主人公すずが育った町として、作品ファンが静かに歩いて楽しめる場所です。江波山気象館や海神宮を巡りながら、作品の世界とこの町の歴史に思いを寄せてみてください。住民の方の暮らしを第一に、マナーを守って訪れましょう。