「発祥の地」記念碑めぐりとは

日本各地には、「〇〇発祥の地」「〇〇伝来の地」として、歴史上の出来事や文化のはじまりを記念した石碑・記念碑がひっそりと建てられています。有名な観光地ではないぶん知名度は低めですが、由来を知ってから訪れると、なんでもない街角の風景が急に意味を持って見えてくる、寄り道好きにはたまらないジャンルです。

このコースでは、東京都心に点在する3つの「発祥の地」記念碑を巡ります。いずれも徒歩圏では少し離れているため、車での周遊がおすすめです。

東京の「発祥の地」記念碑

鉄道発祥の地(旧新橋停車場/東京都港区)

1872年、日本で初めて鉄道が開業した際の起点となったのが新橋停車場です。現在は当時の駅舎が復元され、「旧新橋停車場 鉄道歴史展示室」として整備されています。国の史跡にも指定されている、日本の近代化を象徴するスポットです。

日本考古学発祥の地(大森貝塚/東京都品川区・大田区)

1877年、アメリカ人動物学者エドワード・モースが日本で初めて学術的な発掘調査を行った場所が大森貝塚です。ここから日本の考古学が本格的に始まったとされています。実はこの貝塚を記念する碑は2つあり、大田区の「大森貝墟碑」と品川区の「大森貝塚碑」が、川を挟んですぐ近くに建っているという面白い"あるある"もあります。

日本野球発祥の地(学士会館/東京都千代田区)

1872年、お雇い外国人教師ホーレス・ウィルソンが、神田錦町にあった学校で生徒たちに野球を教えたのが、日本における野球のはじまりとされています。現在その跡地に建つ学士会館の敷地内には、2003年に建立されたブロンズ製の記念碑があります。神保町の古書店街のすぐ近くという立地も、散策と組み合わせやすいポイントです。

全国にも広がる「発祥の地」

東京以外にも、「発祥の地」記念碑は全国に点在しています。例えば、京都市左京区の熊野神社境内には、生八つ橋で知られる「八ツ橋発祥之地」の石碑が。青森港には「海の記念日発祥の地」を記念する碑が建っています。旅先で「発祥の地」の看板を見かけたら、由来を調べてみると新しい発見があるかもしれません。

ベストシーズン・訪問時期

いずれも屋外の記念碑・史跡のため、一年を通して訪問できます。日差しの強い夏場や雨天時は、移動のしやすさを考えて車での周遊がおすすめです。

アクセス情報

旧新橋停車場はJR新橋駅から徒歩約5分。大森貝塚碑・大森貝墟碑はJR大森駅から徒歩約5〜10分。学士会館はJR・地下鉄神保町駅・小川町駅から徒歩約3分です。いずれも都心部のため、周辺のコインパーキングを利用してください。

モデルコース例(半日)

  1. 旧新橋停車場(鉄道発祥の地)を見学
  2. 大森貝塚碑・大森貝墟碑(日本考古学発祥の地)へ移動し、2つの碑を見比べる
  3. 学士会館(日本野球発祥の地)へ移動し、記念碑を見学
  4. 神保町の古書店街を散策

渋滞・混雑の注意点

いずれも都心部のため、平日日中は道路が混雑しやすいです。駐車場も台数が限られるため、公共交通機関との併用も検討してください。

ルート沿いの寄り道スポットを実際に探す

この3つの記念碑を巡るルート沿いにも、カフェや観光スポットが点在しています。ひらマップなら、出発地・中間地点・目的地を指定したこのルートで、沿道の寄り道スポットをその場で検索できます。

👉 鉄道発祥の地→大森貝塚→日本野球発祥の地のルートで寄り道スポットを探す

まとめ

「発祥の地」記念碑は、派手さはないものの、知れば知るほど街歩きが面白くなる隠れた寄り道スポットです。東京の3つの記念碑を巡りながら、日本の近代史のはじまりに触れてみてください。